自宅サーバを構築するには、機器が必要になります。
一般的に、家庭用パソコンをサーバとして構築することが多いと思います。
自宅サーバの機器に中古パソコンやRaspberry Pi(ラズベリーパイ)と呼ばれている小さなコンピュータで構築する方もいるようです。
自宅サーバの機器選定のポイント
自宅サーバの機器を選ぶ上で、重要なのはサーバで何をするかを考えることです。
ファイルサーバとしてのみであれば、1万円程度の中古パソコンで十分稼働します。
もし録画サーバを構築したい場合、搭載したいチューナーが内蔵タイプだった場合は、内蔵できるパソコンか内蔵できるようにパソコンを自作する必要があります。
また、録画した動画をエンコードして保存したい場合、CPUの性能が必要になってきます。
さらに、動画を保存する場合はファイルサイズが大きくなるため、十分なHDDやSSDの容量を用意する必要があります。
サーバとして24時間動かすことになるので電気代もかかります。
電気代を抑えたい場合は消費電力の少ない機器を選定する必要があります。
設置する場所も考えないといけません。
設置場所によっては、機器の冷却対策や騒音・振動の対策が必要になることがあります。
長時間動かすことになるので、冷却ファンなど機械的動作が少ないとメンテナンスが楽になります。
冷却ファンがあるとそこにほこりがたまりやすくなります。(とくに布団など布製品がある場合)
また、冷却ファンにも耐久年数がありますから、長時間動かすことによりガタがきます。
なるべくならファンレスなど機械的動作が、少ない機器が望ましいです。
注意点
自宅サーバは24時間稼働させる事が前提になると思うのですが、火災には気を付けてください。
ノートパソコンは省スペース・省電力でディスプレイとキーボードがついていて手軽に始めることができますが、バッテリーが付属しているため発火する可能性があります。
ノートパソコンでなくとも、発熱での発火や、ほこりがたまって発火する可能性があります。
オススメのミニPC
自宅サーバの機器としてオススメなのがミニPCです。
OSをWindowsとして動かすにはスペックが足らない機器でも、Linuxサーバとして動かすには十分な機器が色々あります。
実際に持っているオススメの機種としてMINISFORUM GK41があります。
省スペース・省電力でLANポートが2つついて、3万円以内で購入でき自作サーバに最適です。
MINISFORUM GK41
https://www.amazon.co.jp/dp/B0963GF8BG
Windowsの検証用に購入しましたが、Linuxで動作確認をしたところ問題なさそうです。
動画のエンコードもソフトウェアエンコードをするにはCPUパワーが足りないと感じましたが、ハードウェアエンコードをであれば十分活用できそうです。
欠点として冷却ファンの音が甲高く少し気になるかなというところです。
実際に触ったことはないですが、下記機種が値段と性能が近い機種になります。
こちらもなかなか良さそうなので検討の対象にしてみてください。
GMKtec NucBox3
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B6PKHWRC
GMKtec NucBox5
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BFPQ61LZ
MeLE Quieter2Q
https://www.amazon.co.jp/dp/B093S4RS36
MeLE Quieter3C
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BBQ5YQN8
おわりに
以上を踏まえ、サーバで必要な機能や性能、予算、設置場所などを考慮しながら、適切な機器を選定することをオススメします。
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